本日付の日経新聞(13面左上)で興味深い記事を発見した。

[上記より抜粋]
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異色のインクジェットプリンターがある。
セイコーエプソンの「EC-01」。社内では「エコワン」と呼ばれている
 特徴はカートリッジを持たないこと。
寿命と想定する5年分のインクを最初から内臓している。
インクが無くなれば使い手がカートリッジを交換するプリンターの常識とは違う。
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インクを大量に詰め込むため、通常の4倍の価格
簡単には売れず、中国や欧州で消費者の反応を探りながら、
低価格化の研究を続けているらしい。

ググって発見した写真の載った記事(海外)

Epson EC-01 is a recyclable printer



これは…素晴らしい!!

何故なら

プリンターのカートリッジ程無駄な物はないからだ!!

「EC-01」はそのムダを根本から覆している。
エコやユーザの視点に立ちながらも、未来を見据えた良質製品であると言える。

ムダについて少し掘り下げて書こう。

現行のプリンタの場合リサイクルや詰め替えカートリッジで、
ムダの負荷は軽減されてるが、それでも各所で手間かかるし面倒だ。

具体的には
・ユーザ⇒店頭に足を運んで購入、交換(手が汚れる⇒手洗い)、梱包のゴミが出る(ゴミ捨て)
・メーカ⇒回収(再利用)⇒掃除、インク詰め替え、箱詰め⇒店頭へ

しかし、5年分のインクが内臓されているとなれば話は別だ!

上記全ての工程が排除される。

即ち、

・ユーザ⇒インクの事を気にせず、プリンタを使い続ける事ができる。
 (ここではメンテナンスの事は考えない)

・メーカ⇒再利用処理を施す必要もない。
 (関連ビジネスでの利益や雇用創出は考えない)


ゲーム業界モデルと呼ばれる
「ハード(プリンタ)の価格を安く抑え、ソフト(インク)で売る」
というビジネスモデルは、メーカの利益の創出には繋がるだろう。

しかし弊害も多い。

時代は変化しているのだ!!

今後も「エコワン」のようなコンセプトの商品が登場する事を、心から願うばかりである。


エコワン「EPSON EC-01」は、国内の一般量販店では入手不可能らしい。

ちょっと無理をしてメーカに打診してみようか。。


P.S.
私の場合、最新のプリンターには一切手を出さない。
何故なら、ムダだからだ。
それについては近いうちにこのブログで書こうと思う。