娘の理不尽な要求シリーズ1。

まずは写真を見てくれ。

みんなのヒーローアンパンマン滑り台だ。
アンパンマン滑り台1

我が両親からのプレゼントであり、リビングの一角と言うかド真ん中に設置してある。
2才の娘は時折、思い出したように滑りまくる。

分解も楽だし、軽くてどこにでも持ち運べるのが利点。
それ故強度はなく脆い。対象年齢は2〜5才である。
アンパンマン滑り台2


斜め上から。最上段までは3ステップ必要だ。
アンパンマン滑り台3


恐るべき事に...
ヤツは38才(60kg)の私に対して、この階段を登り...

滑る事を要求してくる。

「こっちぃ こっちぃ!」と手招きする。

自分の後に付いて来い と言うのだ。

やるっきゃない!

ギシギシと音を立てる階段に足をかけ、ハラハラしながら登る。
一歩、また一歩上に進む。

そもそも「無理ある」事を何も知らんどころか、
「この私が出来るのにパパが出来ない訳ない!」と思っているであろう娘は、

「怖くないよぉ」

「がんばーれ!」「がんばーれ!」

と無邪気にエールを送ってくる。

そう、パパはお前の為に頑張ってるんだ!

なんとか両足を最上段に運び、安堵の表情を浮かべる。

頂上の光景(激レア)。
アンパンマン滑り台4

わずか50cm(センチメートル)の高さだが、大人の自分としては心臓バクバクである。
その感覚たるや10倍の50m…稲! エベレストに匹敵する。
酸素濃度こそ地上と同程度だが、少しでも場所が悪くば、底が抜けクレバスに真っ逆さまだ。一時も気が抜けず、神経はのように張り詰める。

ビクビクしながら腰を下ろし、前に進む。

「さぁいくぞ!パパの勇姿を見ろ柚よ。」

えぃやぁ!!


...





らない…。


がつかえる。微妙な服の摩擦も邪魔をする…。

一体幾重の時間が過ぎたのだろう。。

冷や汗をかきながら、やっとの思いで滑り?なんとか地上に降り立つ。
(と言うか尻もちを付く)


直後、

「わぁーーー凄ぃ!!」

「よくできまちたねぇ」

と、娘がかけより、頭を撫でてくれる。

反面私は、(滑り台は)無事だったと「ホッと」胸をなでおろす。

屈辱と複雑な気分の中、親のマネ言葉だが、大幅に語彙が広がり、
「その使いどころ」もわきまえている娘の成長力に感心する。

そうか! 子供は日々進化している。今日も出来る限り触れ合おう。
(でもあまり無理は言わんでくれ…)

そんな訳で、60kgの大人でも滑れちゃう「アンパンマンNEWピッピすべり台」
一家に一台いかが?



P.S.
ジャンプ団体、日本「銅」おめでとう!

因みにズルして階段を跨いで滑るマネしたらすげー怒られた
自分と同じにしなきゃダメなのね…。

一昔前はこの程度の面白おかしく…時に炎上寸前のブラック日記も毎日書いてました。
今は色々あって難しいけど、なるべくアップしていきたいものです。