8/7 AM10時前後。
地元「松原団地駅」のホームで鍵を拾った。

正確にはエスカレータの上の方でチャリーンと言う音がした。
ホームに上がると、足元には輪っかに幾重にも束ねられた鍵があった。

鍵を手にとってみる。なかなかの重量だ。
持ち主は絶対近くに居ると思い、ホームに上がった所で思い切った行動に出る。
「どなたか鍵を落としませんでしたかぁーーー」

鍵を頭上に掲げチャリチャリさせながら、大きな声で叫んでみる。



全く反応がなくシラけた様子。
突き刺さる「何この人?」的な冷たい視線。



もう一度叫んでみる気力が失せる。

しかし今手にしているモノは財布なんかよりとんでもない貴重品。

持ち主が気づいた時=顔面蒼白は明白だ。

次なる行動へ。

予定の電車は迫っていたし、暑くて今更下へ戻るのなんて面倒だと思ったが、
颯爽改、その場から逃げるように階段を下る。

目指すは改札! 駅員さんの元へ行き届けた。公的な場所に鍵を託した。
特に名前も告げなかった。

上りの階段でふと思い出す。

そうか! ひょっとしたら少し前でエスカレータに乗っていた、
音楽を聞きながらキャリーカート引いてた女性か?

と思い、近づく。(目立つ格好だったのですぐに分かった)
音楽を聴いているのでまずは身振りで用がある旨を示唆し、聴くのを止めさせる。
そして問う。

「突然失礼します。…鍵を落としませんでしたか?」

「…はぁ?」的な目線。

「実は貴女の近くで鍵が落ちる音が聞こえたので、ご本人ではないかと思い…」

みたいに弁解し、そそくさとその場を立ち去る。


もういい! やるべきことはやった!!

落とし主の元に鍵が戻るのを祈ろう。


そう、誰の元でも奇跡は起きるのだから。

落としたモノは重要である程戻る確率が高い。
本人の気持ち、思いがあれば持ち主に戻ってくるのだから。。

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奇跡のデジカメ物語(MiracleBrother)
ジム後の悲劇…docomoのメイン携帯紛失!![前編]
docomoのメイン携帯紛失!![後編]⇒奇跡の救出劇

P.S.
貴重品の管理は大切に!
移動しながら音楽を聴くと、こんな時全く気付くきません。注意しましょう!